認定証を複製することの問題点
認定証を複製することの問題点
近年では各種賞状のコピーやレプリカを作成するショップが増えているようです。単なるカラーコピーではなくオリジナルの賞状に準じた紙の厚さ、印刷の色、用紙の色などを再現しますので、一見しただけでは原本なのか複製なのか分からない仕上がりが可能になります。スポーツ大会優勝の賞状や団体で表彰された賞状の複製を作成すれば、代表者だけでなくチームや団体のメンバーそれぞれが、想い出を手元に置いて大切に保存することができます。
ただし賞状の複製はあくまでも、個人として自宅などに飾って楽しむためのものに限られます。受賞者の名前を別のものに変更することや、大会の名称や受賞の内容を別のものに変更することなどは認められません。認定証についても同様であり、別の目的のために故意にコピーやレプリカを作成した場合には認定証を発行する団体からの注意や、あるいは認定そのものの取り消し処分を受ける可能性があります。認定証のコピーやレプリカの作成には、くれぐれも注意をしてください。
認定証は個人でコピーしてはいけません
公的な制度やサービスなどをはじめとして、さまざまな団体が発酵している認定証は、その述べられている事実が本当のことであることを証明する為の証書になります。例えば公的なもので一つの例を挙げてみると、人々にとっては無くてはならない存在である医療機関において入院した際には直ぐに発行した方がいい「高額療養費制度」の「限度額適用認定証」などがあります。この証書を発行するためには、申請が必要なためにそのことを知らずに放置している人も少なくありませんが、この認定証を発行して病院の窓口に提示すれば、請求される医療費が高額療養費制度の自己負担限度額までで処理されるために、支払う医療費を減らしてあとからの払い戻しの煩雑な申請を行う手間も省けます。
このようにさまざまな認定証が発行されていますが、その証書は公的なものとして使用できる者も含まれているために、個人でコピーをする事は避けなければなりません。あくまでも本人が自分のために現物を提示して証明する証書であり、コピーをすることで、他者の悪用を誘発する原因にもなりかねないのです。